11/2 【邪気】もうらう人。もらわない人、不調は双方の●●●で良くなれる!
2019年11月2日
■病気はもらうのか。
私がこのお仕事を始めたころ
「悪いもの受け取ってくれてありがとう。
病気にならないでね」
といわれることがありました。
【何?それ?
私は貴方の悪いものをもらったの?】
また、お弟子さんに
【そんな仕事をしていたら、人の悪いものを
もらって病気になってしまうから
やめたほうがいいと心配されたのですが
それは本当ですか?】
と不安そうに聞かれたこともあります。
■クライアントの痛みを感じ取る。
実際、このお仕事を始めて
3年ぐらいのころ、クライアント様の痛みを
自分の体ですべて感じ取ることができる
ようになったことがありました。
ご来院の数分前から起こることもありました。
これはクライアント様がご自分で私に
訴えた箇所はなりません。
私に伝わってくるのは
私に伝えなかった痛みです。
私が一つ一つ不調や痛みを言っていくと
クライアント様がベッドから起き上がって
驚くので、私も霊能者にでもなったかのように
楽しんでいた時期がありました。
そして、伝えると止まりました。
残ってしまう痛みもありましたが、
その方がお帰りになると、
すべてがピタッと止まりました。
そして、確かに。とっても疲れました。
このことを「邪気をもらった」というのか。。。
そう考えるとなおさら疲労感が増しました。
■自分の体で試行錯誤を繰り返す。
でも私は、【悪いものをもらう】という
考え方自体が好きではありません。
そんな風に考えてしまうと、お互いが
辛いし、楽しくないし、力が湧いてこない。
こんな考え方をしていては、「いけない」。
その確信だけはありましたが、
どんな言葉を選んで伝えればいいのかが
はっきりせず、試行錯誤していました。
本当に病気をもらうのか?
じゃあ病気の人と一緒にいたら
こちらも病気になるのか?
人と接するお仕事をしている人たちは
すべてそうなってしまうのか。
でも・・そうだとしたらお医者様(Dr.)
はどうなるの?
おかしいじゃないか・・・と(笑)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■Dr.に相談。
そこで、以前から当院に通ってくださる
Dr.数人に質問をしたことがあります。
「東洋医学には邪気という考え方があって
こういう仕事をしていると人から悪いものを
もらうといわれる事があるのですが、
先生たちは、毎日重症の患者様を
診られていると思うのですが、
そんなことってあるのでしょうか?」
「何だ?それ?
西洋医学にそんな考え方はない。
それだったら医者はみんな
病気で倒れてしまうことになる。
ただ、ウィルスには気をつけなければ
ならないよ。うつるから。
そういう患者さんを施術しないほうがいいよ」
とお話してくださいました。
「!!!!!!そうですよね~」
■もらうのか。もらわないのか。
東洋医学には「邪気」という考え方
があります。
1.内因的要因
七情=喜・怒・憂・思・悲・恐・驚
2.外因的要因
六邪=寒・暑・燥・湿・風・火
3.習慣的要因
飲食・生活習慣の不摂生
上記のような影響を受けて
心の流れが止まっったとき
体の流れも停滞します。
気が止まっている邪の場所。
見えない悪い気。【邪気】
そこから病気が始まるという
考え方です。
病気のことを邪気と表現したりもします。
このことからも、邪気は、
人からもらうものではない
という事がわかります。
で、今現在、これまでの
クライアント様の病気をもらったかというと
【一切もらっていません】
確かに、このお仕事は
デスクワークの疲れ方とは違います。
でも、どんな仕事でも一日一生懸命
働けば、誰だって疲れます。
結論は【もらわない】です。
■施術する側の心の姿勢とは?
私のような施術者でなくとも、
読者様の中にはご家族や友人の足を
揉んであげている方たちは
たくさんいらっしゃると思います。
足を揉んであげる側の心の姿勢として
「悪いものをもらうのではないか」
と思考するその【心の持ち方を捨てる】
【一切のダメージは受けない】と信念する
【心と体の痛みを一緒にさらさらと
流してあげる】
足もみを通して、
自然治癒力を引き出すお手伝い
をしているという謙虚な意識が大切。
■受ける側の心の姿勢とは?
受ける側の心の姿勢として
悪いものを施術者に受け取ってもらおう
(↑この心怖いですね)
という考えを捨てる。
よく、「あの人といると元気になれる」
「あの人を見るだけでも心が軽くなる」
「あの人から元気をもらった」
と表現することがありますが、それは
自分の心が反応しているのであって
その人のエネルギーを奪い取って
いるわけではありません。
(↑この思考では、回復できません)
価値観が似ていたり、共感したり
その人のことが好きだったり
間合いが合う人と一緒にいると
本来持っている自らのエネルギーが
反応し、湧きだします。
心が強くなるのです。
決して、その人から
奪っているわけではないのです。
■あの痛みは何なのか?
では、私がクライアント様の痛みを
感じられるようになったのは何なのか?
クライアント様のこれまでの人生に
寄り添う気持ちで
【良くなれますように】と
意識を集中して施術を行うと
感覚は研ぎ澄まされていきます。
五感が、どんどんどんどん・・・
研ぎ澄まされていくのです。
そうすると、クライアント様の痛みを
自分の体に自然に通せるようになってきます。
でも、私は数ヶ月で、このやり方を
しないようにしました。
「自分の体に通す必要がない」からです。
【体の痛みは、心の痛み】
それを踏まえて、心と体に
寄り添う心で接し、意識を集中して
自分の体には通さずに、流していく。
そうして、双方のエネルギーが
満ちていくように施術を行います。
■良くなるのは、●●●です。
すべては自分の「心次第」です。
良くなってほしいと願う心と
良くなりたいと願う心。
させていただく。
していただく。
良くなるのは、その人本来の力であり
双方の心次第なのです。